「セキュリティ担当がいない会社」ほど、UTMが効く。——いま導入を検討すべき理由

コラム

2025.10.01


「うちは大企業じゃないし、狙われないでしょ」
もし、少しでもそう思っているなら要注意です。
近年のサイバー攻撃は“無差別型”が増え、規模を問わず被害が起きています。
特に多いのが、メールの添付や偽サイト(フィッシング)を入口にして侵入し、社内PCやサーバー、共有フォルダを暗号化して身代金を要求するタイプ。
被害は金銭だけでなく、業務停止・信用失墜・取引先への影響まで広がります。

とはいえ現実問題として、中小企業や店舗・多拠点企業では

・セキュリティ専任がいない
・何から手を付ければいいかわからない
・製品をバラバラに入れると管理できない
・できればコストは抑えたい

という事情があるはずです。

そこで“現実解”として選ばれやすいのが UTM(統合脅威管理) です。






■ 「社内ネットワークの防御をまとめて面倒見てくれる箱」

UTM(Unified Threat Management)は、社内ネットワークの出入口に設置して、複数のセキュリティ機能をまとめて提供する仕組みです。
たとえば代表的には以下を一台で担います。

・ファイアウォール(不正な通信の遮断・アクセス制御)
・IPS/IDS(侵入・攻撃の検知とブロック)
・ウイルス/マルウェア対策(危険なデータの検査)
・Webフィルタリング(危険サイト・業務外サイトの制御) ・VPN(拠点間・テレワークの安全な接続)
・ログ/レポート(見える化・原因追跡のしやすさ)

「機能が多い=難しい」と思われがちですが、UTMの良さは逆で、守りを“まとめて”運用できる点にあります。


■ UTMを入れると、何が変わる?(導入メリット)

1)対策が“点”から“面”になる

PCにウイルス対策ソフトを入れていても、入口(メール/WEB)・出口(情報漏えい)・不審通信などは守り切れません。
UTMはネットワークの要所で防御するため、対策の抜けが減りやすいのが強みです。

2)管理が一本化され、運用の手間が減る

製品ごとに設定画面や更新・ログが分かれると、兼務担当者では回りません。
UTMなら管理の中心がまとまるため、“管理できるセキュリティ”に近づきます。

3)拠点やテレワークが増えても対応しやすい

VPNと併せて、拠点間を安全に繋いだり、外出先から社内システムへ安全にアクセスしたり。
多拠点・在宅が当たり前になった今、UTMは土台として効きます。

4)「何か起きたとき」の初動が早い

被害は“早く気づく・早く止める”が命です。
UTMはログや検知の情報がまとまりやすく、原因追跡や対策の判断がしやすくなります。


■ UTMの効果を左右するのは「設計と運用のフィット感」

UTMは、ネットワークの入口で複数のセキュリティ機能をまとめて管理できる、非常に優れた仕組みです。
その一方で、自社の環境や働き方に合った形で設計・運用されているかによって、感じられる効果に差が出ることも事実です。

たとえば、

・利用人数や通信量に見合った性能を選べているか
・導入後も状況を把握できる運用体制になっているか
・業務を妨げないルール設計ができているか

こうしたポイントを押さえることで、
「守りは強化しつつ、日々の業務はスムーズに」という理想的な状態を実現できます。

UTMは、導入して終わりではなく、
“使い続けられる仕組み”として定着させることで真価を発揮するセキュリティ基盤なのです。


■ 導入をスムーズに進めるために重要なポイント

UTM導入で意外と時間がかかるのは、機器選定そのものよりも、次のような事前・事後の整理です。

・現状の把握(拠点数・端末数・回線・業務内容)
・ポリシー設計(どこまで制御するかのバランス)
・初期設定(VPN・Webフィルタ・例外ルールなど)
・導入後の調整(ログ確認・環境変化への対応)

一見すると地味ですが、この部分を丁寧に行うことで、UTMは「管理しやすく、頼れる存在」になります。


■ まずは無料で“診断”から。UTM導入の第一歩

セキュリティは、後回しにされやすい分、トラブルが起きたときのダメージが大きい領域です。
逆に言えば、今ここでUTMのような“守りの基盤”を整えることは、事業を止めないための投資になります。

もし少しでも

・テレワークや拠点が増えて不安
・取引先からセキュリティを求められた
・ランサムウェアや不審メールが怖い
・兼務担当で限界を感じている

と感じたら、UTM導入の検討タイミングです。

現状ヒアリング(拠点数・回線・端末・運用体制)→おすすめ構成案→概算費用まで、分かりやすく整理してご案内します。
“守り”を仕組みにして、安心して攻めの業務に集中できる環境を一緒に作りましょう。